第10回福島支部学術集会
会長挨拶

会長挨拶

日本医療マネジメント学会
第10回福島支部学術集会
学会長   寺西 寧
一般財団法人 脳神経疾患研究所 附属 総合南東北病院 院長

 この度、日本医療マネジメント学会第10回福島支部学術集会を来る6月15日、総合南東北病院NABEホール(郡山市)で開催することになりました。当院においては平成22年に第1回大会を開催して以来となり、今回の学術集会の開催に向けて鋭意その準備をしているところでございます。
さて、超高齢化社会に突入して、医療・福祉をめぐる環境が激変していることは、皆様も日々の診療の中で感じていることと思います。一方、福島県の人口は平成12年の212万人をピークに、平成31年3月には185万人まで減少しています。このような人口減少、高齢化を背景に一般市民の医療・福祉に対するニーズは変化をしており、各医療機関ではその対処に苦慮することも多くなっているのではないでしょうか。
 今回は、学会のテーマをAdvance care planning ~生きるを支える~ といたしました。超高齢化に伴う多死社会の到来に対して、これまでに培われた、われわれ医療人としての価値観が見直しを迫られているというのが実情であると思います。本学会ではこれらの医療・福祉環境の変化を鑑み、医療機関ごとに抱える問題を会員の方々とともに突っ込んだ討論をしたいと存じます。これまでの学会のように有名な特別講師を全国から招聘するのではなく、この地域で日頃から臨床の現場でご活躍されている各方面の医療スタッフの方々に生の声を発表いただき、“患者がいかに生きるのかを考え支える”という立場に立って議論を深めたいと思います。Advance care planning (人生会議)という言葉に象徴されるように、医療人としてどのように患者の将来の意思決定に加わるかという方法論は、我々にとっていまだ未熟であるといわざるを得ません。特に今回のシンポジウムでは“看取りの臨床”と題して、その実態について各方面の医療関係者から意見を述べていただき、臨床現場において看取りの抱えている諸問題を浮き彫りにしたいと思います。
 その他一般演題としても医療安全、チーム医療、感染対策、教育等々、幅広く募集したいと存じます。つきましては会員の皆様には多数の演題を頂きますようお願いします。今回の開催は真夏の猛暑時期は避けて6月開催といたしました。その時は既に元号も変わり、令和元年6月15日となっていることでしょう。新元号にあやかり、新鮮な気持ちで会員の皆様の多数のご参加をお待ち申しあげます。

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