健康情報 こんにちわ

 

食欲の秋!旬の味覚を楽しもう

夏の疲れた身体を癒し、冬に向かって強い身体をつくる……そうした私たちの希望を叶えてくれるかのように、秋には様々な食材が旬を迎えます。そのなかでも、この時期の一番人気は、秋刀魚(さんま)です。

栄養満点!旬の秋刀魚

 秋刀魚漁は8月から解禁を迎えるところが多く、9月には価格の安い、新鮮な秋刀魚が手に入りやすくなります。秋刀魚は回遊魚で、この時期、産卵のための栄養をたくわえながら日本近海を南下していきます。このことが、日本人とっては、自然の恵みとなっています。
 秋刀魚には、不飽和脂肪酸(DHA、EPA)が豊富に含まれています。不飽和脂肪酸は、血液中のコレステロールや中性脂肪を減少させ、血液の循環をよくするので、動脈硬化・心臓病・脳卒中・認知症・がんの予防につながります。
 そして、ビタミンが豊富に含まれていることも、秋刀魚の大きな特徴です。特に、視覚や免疫力の向上に役立つビタミンAは牛肉の12倍、赤血球の生成に関わるビタミンB12は他の魚の3倍以上ともいわれています。

おいしい秋刀魚の選び方

 おいしい秋刀魚を見分ける方法はいくつかありますが、そのなかでも代表的ものをど紹介しましょう。  まずは、身が大きく太目のもの。こうした秋刀魚はよく脂が乗っているようです。さらに、身が引き締まったように見えるものであればなおよいでしょう。  せっかくの旬の秋刀魚なので、できるだけ新鮮なものを食べたいものです。秋刀魚の鮮度を見分けるには、背の部分が青々としていて、目ができるだけ濁っていないものがおすすめです。また、生きているときの秋刀魚は口先が黄色なので、口先に黄色味が残っているほど新鮮という人もいます。

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2013年9月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載