健康情報 こんにちわ

 

介護に理想的な浴槽は?

介護する側もされる側もとても神経を使うのが入浴です。転倒など、高齢者の入浴中の事政は決して少なくありません。それでもお年寄りはお風呂が大好きです。特に寒い季節はゆったりと温まらせてあげましょう。

座ったまま入れる浴槽

 入浴は、身体を清潔にすることはもちろん、精神的にリラックスでき、気分転換がはかれる効果があり、楽しみにしている高齢者は多くいます。そうしたお年寄りが安心して入れる理想の浴槽とはどんなものなのでしょうか?
 もっとも重要なことは、安全・安心ということになります。そのためには……?
 まず浴槽の足下は、滑り止めマットやすのこで滑らないようにしましょう。
 浴槽のふちに接して腰掛けられる場所があると安心です。スペースがない場合は、バスボードを利用してください。一度そこに腰掛けてから浴槽に出入りできます。


安心して入れるお風呂とは?

 浴槽のふちの高さは40cm前後、また浴槽の深さは55cmほどあると肩まで湯につかれます。
 浴槽の出入口、浴槽内に手すりを設置するとよいでしょう。浴槽内にも滑り止めのマットを敷くと、さらに本人の安心感が増します。浴槽が深い場合は吸盤付きの浴槽内用のイス(踏み台)を用意すると入るのが楽になります。

お年寄りが不安な浴室
①浴室との段差がある。
㊤脱衣場との温度差が大きい。
③浴室の床(タイルなど)がすべる。
④浴槽のふちが高くて入りにくい。
①浴室内につかまるところがない。
④立ち座りが辛い。

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2014年03月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載