健康情報 こんにちわ

 

医療費控除

 医療費控除は、確定申告の時期に合わせて、3月15日まで行なわれます。
 ところで、副収入を持たない会社員をはじめ、確定申告をしたことがないという人も多いでしょう。人によっては、医療費控除も確定申告と同様に手続きが難しいのではないかと思われているかもしれません。しかし、実際に申告したことのある人からは、思いのほか簡単にできたという声が聞かれます。
 現在では、国税庁から『e-tax』という、インターネットで医療費控除の申告ができるシステムも提供されています。このシステムには電子証明書の発行が必要という手間はありますが、税務署に足を運ぶことなく、自宅から24時間いつでも申告できるという利便性があります。また、領収書や源泉徴収票などの添付書類は明細を入力することで提出を省略できる、という点も利用者から高く評価されています。
 医療費控除の額は所得によってさまざまに違いはありますが、おおむね「家族全員の医療・薬剤費(自己負担分)を合計し、1年間で10万円以上であれば、その金額の約10%が還付される」と理解されています。
 医療費控除は1年ごとの合計で計算されますが、過去5年間を対象に申告できます。御自身や家族の思わぬ病気や事散で医療費の自己負担が多かった場合は、この制度の利用を検討してみてください。

国税庁『e-tax』アドレス
http://www.e-tax.nta.go.jp/

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2014年03月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載