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今年の花粉飛散量は、多くの地域で例年並みか例年より少なめとなっています。しかし、今年はじめて花粉症の症状が出たという方もいらっしやるでしょう。
今回のはつらつ健康ナビは、この時期にできる花粉症対策をご紹介します。
花粉症対策の第一歩は「花粉を体内に取り込まない」ことです。このときに役立つのが環境省から提供されている『はなこさん(http://kafun.taiki.go.jp/)』という観測システムです。
パソコンや携帯サイトで花粉情報を得ることができるので、花粉の飛散が多いときの外出は控え、外出が必要なときはゴーグルやマスクを着用し、体内に花粉を取り込まないようにしましょう。
花粉を室内に持ち込まないことも、花粉症対策では重要です。ウールやフリース素材の服は花粉が付着しやすいので避けること。布団・洗濯物を室外に干さないこと。上着に付いた花粉を玄関先でよく払うこと、がポイントです。
花粉症は、他の病気と同様症状が軽いうちに病医院を受診することで重症化を防ぐことができます。
最近では花粉症の薬に、眠気などの副作用を軽減した第二世代の抗ヒスタミン薬が使用されます。また、花粉による体内物質の活性化を抑制する薬や、鼻の通りをよくする血管収縮薬も効果的です。
ところで、花粉症には市販薬もありますが、使用法を誤ると胎児や乳児に影響が出る心配があります。妊娠中や授乳をしている女性は、必ず医療機関で相談してください。
-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2014年03月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載