健康情報 こんにちわ

 

梅雨時のだるさを解消しよう

 梅雨に入ると、だるさを感じる人が増えます。こうした原因の一つとして、梅雨時の「気圧の変化」があげられています。
 梅雨時は、低気圧の日が多くなります。これによって自律神経の働きに乱れが起こり、それがだるさへとつながっていたのです。

雨の日の身体は、お休みモード

 自律神経は、交感神経(身体を活動的な状態にする)と副交感神経(身体を休息状態にする)がバランスよく働くことで、身体の活動を維持します。
 この自律神経の働きが、気圧の影響を受けることがわかってきました。雨や曇りといった天気の悪い日は、気圧が低くなります。こうした気圧の低い日は、副交感神経の働きが優位になるのです。
 とはいえ、私たちが日常生活を送るうえで、天気が悪いからといって家事や仕事を休めるケースはまれです。そこで結果的に、休息状態の身体をなかば強引に働かせることになります。これが、だるさを感じさせる一因となっていました。

交感神経の働きをうながそう

 自律神経は身体の自然な働きなので、自由に変化させることはできません。しかし、精神的なストレスを解消し、生活習慣を改善することで、ある程度はコントロールすることができます。
 その方法の一つは、適度な運動です。適度な運動は交感神経の働きを高めます。だるいからといって身体を動かさないのではなく、身体を動かすことによって交感神経の働きを高め、自律神経のバランスを取り戻し、だるさを解消します。
 即効的な方法としては、家事や仕事に取り組む前に、自分の気持ちを軽く高めるようにするのもよいでしょう。軽いストレッチや呼吸法、活動を促すツボの刺激。ほかにも、一杯の冷たい水や苦楽は、交感神経の働きをうながしてくれます。

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2014年06月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載