健康情報 こんにちわ

 

ドライブのときの健康管理

 この夏、自動車を利用しての行楽や帰省を計画している方も多いでしょう。その際、もっとも注意すべきことは、居眠り運転と脱水症状です。渋滞が続くときは先を急ぎたい気持ちにもなりますが、自動車の運転はちょっとした判断ミスが取り返しのつかない事態を招きます。

運転の疲労は、精神的な疲労!?

 自動車の運転による疲労は、「精神的な疲労」が大きなウエイトを占めています。運転中は常に「認知・判断・操作」という作業を繰り返しますが、これらは脳を酷使するものだからです。
 疲労を感じているにも関わらず身体的には元気だと、ドライバーは休憩を取らずに運転を継続しがちです。しかしこれは、認知の遅れや判断・操作ミスを起こす可能性のある危険な行為です。1時間~2時間に1回は必ず休憩を取り、精神的なリフレッシュをはかりましょう。
 また、運転中に眠気を感じたときも、必ず休憩を取るようにしてください。眠気覚ましの方法はいくつかありますが、一番確実なのは仮眠をとることです。ただし、仮眠をとったあとは、すぐに運転を再開しないこと。必ず、全身をストレッチして、身体の状態を確認してください。

交感神経の働きをうながそう

 夏場のドライブでは、脱水症状にも気を付けなければなりません。これは、ドライバーだけでなく、車の同乗者も注意すべき点です。
 とくに、高齢者が同乗者の場合は、のどの渇きを感じる前に、こまめに水分補給をするようにしましょう。また、乳幼児が同乗者にいる場合は、子どもが寝ている間は熱中症を起こす危険性があります。子どもが寝ているからといって放っておくのではなく、定期的に休憩をとり、確実な水分補給を行なうようにしてください。

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2014年07月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載