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LEDを使用した発光方式は、消費電力が非常に少ない、優れたものです。このことから近年、LEDを使用した電化製品が数多く商品化されるようになりました。テレビやパソコン、スマートフォンの画面として、また、室内における照明機器にも使われています。
LEDは、「ブルーライト」を強く発生することでも知られています。
ブルーライトは、目の網膜まで届く強い光です。太陽の光にも含まれ、睡眠に大きく関係するメラトニンという脳神経伝達物質の分泌に影響を及ぼしています。
さて、LEDの並日及にともない、現在の私たちは、ブルーライトを過剰に浴びているのではないかと懸念する声が聞かれるようになりました。いくつかの研究では、ブルーライトを浴びることでメラトニンの分泌量が減るという結果もでています。 ただ、ブルーライトが実際に身体や睡眠に悪影響を及ぼしているかどうかは、まだ確定していません。
とはいえ、ある程度のブルーライト対策はしておいたほうがよいでしょう。
その一つは、就寝の2時間前にはテレビやパソコン、スマートフォンの使用を控え、LEDを使用した室内照明は明るさを落とし気味にしておくというものです。こうした対策は、睡眠の質を上げるには就寝の2時間前の過ごし方が重要、ということから生まれました。
-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2014年09月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載