健康情報 こんにちわ

 

乾燥肌を和らげる方法

乾燥肌は、肌を守る角質が荒れて肌の水分が逃げてしまうことによって起こります。このとき肌は、水分が失われるだけでなく外部からの刺激に対する防御力も弱くなり、少しの刺激でかゆみを感じるようになります。
肌に乾燥が起こる原因としては大きく、①空気の乾燥によるもの、②肌の保湿成分である油脂の減少の二つがあげられます。

空気の乾燥

 冬場は空気が乾燥する季節です。ただ、空気の乾燥は自然現象としてだけでなく、人為的な要因によっても起こっています。それは、暖房による室内の乾燥です。
 暖房をするときは、同時に加湿を行なうようにしましょう。とくに寝ている問に起こる室内の空気の乾燥には十分注意してください。

油脂の減少

 肌の油脂の減少となる原因は、多岐に渡っています。
 間違った入浴・洗顔方法。加齢によるホルモン分泌の変化。過労やストレスによる自律神経の変調。偏った食生活‥‥‥。こうした原因がいくつも重なっている場合もあります。
 肌を清潔に保つには、強い力で洗う必要はありません。また、使用している石鹸やシャンプーに化学薬品がどの程度使われているかにも気をつけましょう。さらに、お風呂から上がって20~30分後、肌は入浴前より乾燥した状態になります。お風呂からあがった直後にスキンケアすることが大切です。
 加齢による影響は避けられませんが、保湿に重点を置いたスキンケアを行なうことで、乾燥肌を緩和することができます。
 ストレス対策や生活習慣の改善は、乾燥肌だけでなく心身の健康全般によい影響があるので、積極的に取り組んでいきましょう。


-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2014年12月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載