健康情報 こんにちわ

 

禁煙外来

 「たばこを止めたいのに止められない」。こうした 「ニコチン依存症」を克服するには禁煙外来を訪ね、医師の指導のもとで禁煙に取り組むことが最善です。
 禁煙外来では、12週間、5回の診療が標準的なスケジュールとして組まれています。
 初回の診察では、受診者が健康保険の適用要件を満たしているか確認します。健康保険が適用される要件は次の4つです。
 ①ニコチン依存症を診断するスクリーニングテストの点数が5以上
 ②一日の平均喫煙本数×喫煙年数の数値が200以上。
 ③ただちに(1か月以内が目安)、禁煙したいと考えている。
 ④禁煙治療を受けることに文書で同意している。
 この他には、呼気による一酸化炭素濃度の測定(喫煙量・状況を客観的に確認するための検査)や、禁煙補助薬の説明、禁煙への医師のアドバイスがあります。
 初診から2週間後には、最初の再診が行なわれます。ここでは、禁煙状況の確認・検査、ニコチンの離脱症状に関する問診、禁煙補助薬の効果の検討が行なわれます。
 そして、最初の再診から2週間後に2回目の再診。その4週間後に3回目、その4週間後には最終(4回目)の再診が行なわれます。
 5回の禁煙治療を受けた方の約半数は、治療から9か月後も禁煙に成功しています。

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2015年01月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載