健康情報 こんにちわ

 

生きがいづくり

ますます長寿化が進む日本の社会において、高齢者が明るく元気に日々を暮しながら年を重ねていこうとするとき、その人のライフスタイルに合わせた「生きがい」は欠かせません。今、お年寄りを取り巻く状況は?

人生まだまだ長い!

 超高齢化社会を迎え、「年金」や「介護」の問題が取りざたされていますが、同時に元気なお年寄りが増えたことから、高齢者の「生きがい」の問題も、クローズアップされています。
 今や「人生80年時代」、しかも人生はどんどん長くなりつつあります。そんな人生の後半を、いかに楽しく健康に送るかは、社会全体が考えなくてはならない問題となっています。
 例えばサラリーマンを65歳でリタイアしても、まだ人生は20年も残っています。ところがそうした人たちの中には、「仕事だけが生きがい」という生活を送ってきた人も多くいます。




定年前から準備が必要く

 そうした人たちの中には、現役を退いたとは言ってもまだまだ元気、「若い者には負けん!」という高齢者もたくさんいます。ただ、定年退職すると同時に、それまで生きがいであった仕事がなくなったことで、すっかり沈み込んでしまう高齢者も少なくありません。
 そこで、リタイアしたのちも「生きがい」を持ってもらおうと、「仕事を辞めたら残りの人生、ゆとりを持って新たな楽しみを見つける」という、高齢者の新たなライフスタイルを応援するムーブメントが起こりつつあります。そのためには若い世代も協力して、定年前から心の準備をしておくことが必要になるでしょう。








-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2015年02月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載