健康情報 こんにちわ

 

介護疲れをどう解消するか

高齢者介護の問題は、介護する側が介護疲れによリダウンしてしまうといった現実が多くみられるようになり、大きな問題になりつつあります。寿命が延びたことにより、介護される側は超高齢者、介護する側もすでに高齢者といったケースが増えています。介護する側が、いかにしたら介護を続けていけるかが大切です。

介護を忘れられる時間を作る

 介護される側が年を重ねていけば、介護する側が妻や夫である場合、当然一緒に年をとっていきます。同時に日々の介護疲れ、精神的ストレスも溜まっていきます。
 そうした精神面も含めた介護疲れの解消法が必要になります。
 一日のうち、短い時間でもよいので、介護をまったく忘れられる時間をつくりましょう。こうした時間は、自分でつくらなければ生まれません。家族や親戚の応援、デイサービスなどを上手に利用しましょう。
 短時間でも介護から解放されて趣味などに没頭、気分をリフレッシュできれば、また、新たな気持ちでお世話ができます。


仲間をつくって気分転換

 介護をしているとどうしても、「ああしてやりたい、こうしてやりたい」という思いがつのり、「ああしてあげなければ、こうしなければ」と、ますます高いハードルを自分に課してしまいがちです。特に、介護する人が一人の場合、「自分がやらなければ」と考え、まったく息を抜けない日々が続きます。これでは介護する人が先に倒れてしまいかねません。
 そこでご近所などで、同じように介護で苦労している仲間探しをしてみましょう。
ヘルパーさんなどが来てくれる日には一緒に外出したりお茶を飲んだり、お互いグチを言い合ったり……そんな小さな気分転換が、とても大切だったりします。


-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2015年05月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載