「やせたい！」という人は大勢いますが、「ダイエット、バッチリ成功！」という人は意外と少なかっ
たりします。「やせたい、やせた～い！」と言っているだけではやせません。
ダイエットとは「正しい生活習慣を取り戻すこと！」。ここからダイエットに取り組んでみましょう。　

食べる量より　食べ方を意識しよう

　　「やせたいけれどやせられない！」　という人はたくさんいます。 「そんなに食べてないはずなんだけど……」　と首をかしげます。
何が原因で、「やせない！」「太っちゃうー」　のでしょうか。
　 まず考えられるのは食べ方の問題。太っている人の多くは「早食い」という特徴があります。食べ方が早いと、つい、たくさん食べ
てしまい、結果的に　「大食い」にもつながることになります。
　 食事はゆっくりよくかんで、味わいながら食べましょう。 また、小さなお皿で食べるというのも一つのテクニックです。大 きなお皿ではどうしても、あれもこれもと取ったり、たくさんよそってしまいます。 ちょっと物足りないかも、という大きさのお皿に慣れましょう。

 

 

 

 

 

 

おなかペコペコは危険信号

食事前に目いっぱいおなかを空かせるのはやめましょう。空腹になり過ぎていると、ガツガツと大量に食べてしまいがち。「ちょっとお腹が空いてきたな」　というときに食べるのがおすすめです。
　 また、食事の際には水分を摂ることを忘れずに。また、のどが渇くとおなかが空いたと感じてしまうこともあります。空腹感を感じたら、まずは水を飲むことをおすすめします。食事量も少しずつ減っていくはずです。

　気をつけたいことは、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスです。摂取エネルギーが消費 エネルギーを大幅に上回れば、当然太ってしまうことになります。ジョギングやウオーキングなど、 比較的簡単に続けられる運動を続ければ、筋肉がある程度つき、基礎代謝も上がります。
　 脂質や炭水化物を避ければ太らないと考えがちですが、脂質も炭水化物も骨や身体の組織をつくるもと。ある程度摂らないと、健康に害を及ぼすことにもなります。

ダイエットが続けられない

ダイエットが続けられないという人の多くは、減食が続かない、運動が続かないことを理由として 挙げています。
　 そこで、毎日続けるためには、とりあえず体重を量ることだけにしましょう。大切なことは大幅に 太り続けていくことを防ぐことです。そのためには、無理にやせなくても、まずは現在の状態をキープすることを心がけます。必要以上に神経質になることはありません。
　 体重を量るだけでも、1kg、2kgと増え続ければ、いやでも少し食事を減らそうとか、もう少し運動を続けなくちゃと考えるはずです。

 

 

「健康的にやせる」とは？

　ただ闇雲にやせることだけではなく、生活全般が健康であることを心がけましょう。栄養バランスを考えた食事は欠かせませんし、適度な運動や十分な睡眠も必要です。
　 要するに生活習慣全般を見直すことがダイエットにつながる、というのが理想です。 「健康的でスリムな体型を維持」できるのが誰しも理想です。
　 そのために必要なこととして、生活習慣の見直しを図りましょう朝、目が覚めたらバッとベッドから出て、テキパキと動く。そんなことの一つひとつがダイエットにつながっていると考えれば、きっと今より少しだけ、がんばってみようと思えるでしょう。

 

－すぐに役立つ暮らしの健康情報－こんにちわ 2015年09月号：メディカル・ライフ教育出版　より転載