健康情報 こんにちわ

 

心療内科とは

 心療内科は、今から約20年ほど前に診療科目として誕生しました。ところで、心療内科を受診するのは、どういう病気になったときでしょうか?
  おおまかな目安としては、心の病気がもとになって胸痛、腹痛、嘔吐、痔れといった身体的な症状が現れた場合に受診するとされています。例えば、「精神的に辛く胃の調子が悪い」というような場合です。また、「体調が悪くて病院を受診したが、検査の結果、身体器官には病変が認められなかった」、こうしたときも心療内科への受診が勧められます。
  とはいえ、これはあくまでも目安と考えてください。 心療内科では、心身の病気として代表的なうつ病の他にも、不眠や自律神経失調症、更年期障害、摂食障害、さらには、アルコールやタバコの依存症といった多岐にわたる病気の治療が行なわれています。
  よく「心療内科と精神科はどう違うのか」という疑問を持たれる方がいらっしやいます。 基本的には、精神的な病気の治療が中心になる場合は精神科、心身両面の治療が中心になる場合は心療内科を受診するとよいとされています。ただし、これも一つの目安です。心療内科と精神科は併設されている医療機関が多いので、医師とよく相談して決めるようにしてください。

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2015年09月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載