日常生活を営むのに支障がある高齢者のために、ホームヘルパーが自宅を訪れ、買い物、調理、掃除、洗濯など、日常的なさまざまな家事の世話・援助をしてくれます。
住み慣れた地域でできるだけ自立した生活を送れるよう、応援してくれるのが訪問介護による「家事援助サービス」です。

「家事援助サービス」とは？

　日常生活を営むうえで手助けを必要としている方が、人と人とのつながりを保ちながら、自立した生活が送れるよう、有償で受けられる家事援助サービスがあります。
　 こうした事業所では、多様化する利用希望者のニーズに的確に対応し、支援を必要とする人たちに役立てるよう、さまざまな家事援助に対応してくれます。
　 具体的には各地のシルバー人材センターが、地域に貢献する福祉・家事援助サービス事業を推進しています。（※各事業所により、取り扱う内容が異なります。）

　

サービスの利用法は？

　住み慣れた家に住み続けられるように生活全般の援助をしてくれる「家事援助サービス」ですが、介護保険で家事援助を利用できるのは、利用者が一人暮らしの場合や、家族にも障害があって家事援助ができない場合です。
　 また、「家事援助サービス」は、あくまで「自立支援」、「生活の質の向上」をめざして行なわれます。
　 わからないことがあれば、居住地域の在宅介護支援センターや担当の介護支援専門員（ケアマネジャー）などに相談してみましょう。

 

 

－すぐに役立つ暮らしの健康情報－こんにちわ 2015年10月号：メディカル・ライフ教育出版　より転載