健康情報 こんにちわ

 

今年のインフルエンザは?

 インフル工ンザによる死亡者のほとんどは、65歳以上の方です。こうした死亡例のなかには、ワクチンを接種していれば防げたかもしれなし、事例も見られます。
また、インフル工ンザにおいては、治療薬を予防目的で使用することが、医師の判断のもと、-定の条件を満たした場合に可能です。

インフルエンザワクチンは3価から、4価に

 2015年のインフルエンザワクチンの最大の特徴は、これまで、3種類のワクチン株を使用していたもの(3価ワクチン)から、4種類のワクチン株を使用したもの(4価ワクチ
ン)に変わったことです。B型のインフルエンザに対抗するワクチン株が一種類追加されました。これは、近年、2種類のB型インフルエンザが混合して流行する傾向がある
からです。

予防目的で治療薬が使える!?

  インフルエンザ対策は、手洗い、うがい、マスクの着用がやはり基本となります。また、インフルエンザウイルスに感染しても、身体が健康であれば発症を抑えることもできます。日頃からの健康生活が、インフルエンザにおいては大きな力を発揮します。
  ところで、インフルエンザ治療薬の代表的なものに、「タミフル」「イナビル」「リレンザ」があります。これらのインフルエンザ治療薬は、「予防目的でも使用できる」ことになっています。インフルエンザを発症してからではなく、発症する前に服用することができるのです。
  ただし、この予防法は、高齢者や何らかの持病がある方、妊婦の方といった、インフルエンザに対して高いリスクのある方で、さらに、ご家族や身近な方にインフルエンザを発症した方がおられる場合に考慮すべき予防法となっています。

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2015年11月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載