健康情報 こんにちわ

 

自律神経の働きを整える

立春から春分の問、この時期は気候が暖かくなり木の芽が芽吹き始めることから、「木(こ)の芽どき」とも呼ばれています。「木の芽どき」は体調を崩しやすい時期として病気に注意するよう、昔の人は代々言い伝えられてきました。
春に体調を崩しやすくなる原因は多々ありますが、なかでも特に注意したいのは、「自律神経」の変調です。

春の体調不良は、自律神経の乱れから

 自律神経は、身体を活発にする働きと、休ませる働きの両方を担っています。
  自律神経の働きは、ストレスの影響を大きく受ける性質があります。このため、心身のストレスや寝不足、天気、気候といった身近な要因が自律神経の働きを乱します。
「木の芽どき」は、卒業や進学、就職といった大きなライフイベントと気候変動の激しい時期が重なります。自律神経の働きの乱れは、身体の不調となって現われます。「木の芽どき」に体調不良が起きやすいのには、理由があったというわけです。

 

 

生活のリズムを整え、良質な睡眠を

 自律神経の働きを整えるには、乱れの原因となっている要因を取り除いたり、改善することによって行ないます。
  自律神経の働きを整えるのにもっとも効果的な方法は、生活のリズムを安定させることです。起床時間と就寝時間を一定に保ち、十分な睡眠時間を確保しましょう。
  起床、就寝時にもポイントがあります。起床したら、まず朝日を浴びるようにしましょう。この習慣が夜の入眠に大きく関係してきます。また、入浴は就寝の2時間前に済ませ、入眠前のアルコールやカフェインの摂取は控えるようにしてください。

 

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2016年3月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載