健康情報 こんにちわ

 

薬の効果的な管理法

薬は、医師に指示された量と回数、時間を守って服用することが基本です。医師の指示に従わずに薬を服用してしまうと、治療計画や症状の改善に支障が起こることがあります。とはいえ、薬の飲み忘れは多くの人が経験しているでしょう。こうした事態を防ぐには、どのような方法があるでしょうか?

 

 

服用ボックスとお薬カレンダー

薬の飲み忘れや飲み間違いを防ぐためには、薬を一日ごと、あるいは時間単位で区切られた箱に分けて管理する方法があります。こうした薬箱は比較的安価で手に入ります。また、空き箱を利用して自作することも難しくありません。また、箱にこだわらず、カレンダー型の壁掛けを利用してもよいでしょう。

 

お薬手帳と薬の一包化

いくつかの病気が合併して起きている方の場合、通院している病院がいくつかに分かれていると、それに合わせて薬の種類が増えていくケースがあります。こうした方は、「お薬手帳」を持ち歩くようにしましょう。これによって、同じような成分を持つ薬が重複することが防げます。

薬の種類が増えてきたら、お薬手帳を持ち歩くと同時に医師・薬剤師に相談して、「薬の一包化」ができないか相談してみましょう。薬のi一包化をおこなうことによって薬の飲み忘れや飲み間違いを防ぐことがでます。

 

 

医療保険制度の利用

認知症をはじめ、様々な理由で薬の正確な服用が難しい方は、「在宅患者訪問薬剤管理指導」の利用を主治医に相談してみてください。この制度は、薬剤師がご自宅に訪問し、適切に薬の服用がなされるように指導する制度です。ただ、この制度の指示・在宅療養・通院困難といったいくつかの条件があります。

 


 

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2016年9月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載