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人間の身体は寝ている状態でも、生命を維持するために筋肉や内臓を動かすためにエネルギーを消費しています。これが基礎代謝と呼ばれるもので、一日の消費カロリーの約70%を占めます。
基礎代謝を高めることは、体質や加齢を理由にして諦めがちです。しかし……
基礎代謝は年齢とともに低下する傾向にあります。基礎代謝の多くは筋肉で行われるため、筋肉量の減少が基礎代謝の低下に繋がっているのです。
筋肉量を正確に知るには精密検査が必要ですが、おおよその数値は体重と体脂肪率が測れる体重計があれば簡単に計算できます(計算式参照)。
日本人の筋肉量の平均は、男性が22~24kg、女性は14~17kgとなっています。ご自身の筋肉量と比べていかがでしょうか?
筋肉量は、適度な運動をすることで維持・増加が見込めます。適度な運動は、「心地よさがある」「会話しながらできる」ぐらいの負荷を目安にしてください。
運動を始めたが続かない…。原因は様々ありますが、運動がストレスになるような運動プログラムやスケジュールは見直す必要があります。
運動を続けるためには、日常生活に運動を取り込むのも方法の一つです。毎日の仕事や家事、趣味と関連づけて身体を動かす機会を作れないか…。そうした考え方で運動に取り組んでみるのもよいでしょう。
-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2016年10月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載