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高齢者は、噛む力が弱まったり唾液の分泌量が減ることから食べ物が飲み込みにくくなってしまいます。そのため食べ物が喉に詰まる窒息事故が起きやすくなります。3分間以上、空気を吸えなくなると死亡事故につながることもありますので、ぜひ、対処法を覚えておきましょう。
高齢者になると食べ物が飲み込みづらくなって、喉につまらせてしまう事故が増えます。特に高齢者は注意が必要です。
以下に飲み込みにくい食べ物を挙げてみました。これらを食べるときには飲み物を一緒に用意するなどして、飲み込みやすくする工夫をしましょう。また、食事の際には万一に備え、誰かが必ずそばにいるようにしたいものです。
・お餅、ご飯、パンなど粘り気のある食べ物。
・パン、ふかし芋などパサパサしたもの。
・こんにゃく、きのこ類、イカやタコなど加熱してもやわらかくなりにくいもの。
・ハクサイ、青菜類など繊維のしっかりしたもの。
・海苔やレタスなど厚みのないもの。
高齢者が食べ物を詰まらせたときに備え、「ハイムリッヒ法(腹部突き上げ法)」を知っておきましょう。
※ハイムリッヒ法は対象者に意識がない場合、また妊婦さんには行なってはいけません。
その他には、「背部叩打法」も有効な方法です。
-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2017年1月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載