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キャベツには、100gあたり40mg以上のビタミンCが含まれています。また、胃腸薬でおなじみのキャベジンと呼ばれる、胃腸の働きを助ける作用のあるビタミンUも豊富で、美容や健康には欠かすことのできない野菜です。
3月になると、青果店の店頭には、春キャベツが出回り始めます。春キャベツは葉が柔らかく、生食に適しているので、ビタミンを摂取するには最適な野菜です。
春キャベツを購入するときは、まず、外葉に黄ばみがないかをよく見て、ツヤがあって瑞々しいものを選びましょう。
通常もキャベツを選ぶときは、ずっしり重くて、葉が硬く締まっている物を選びますが、春キャベツの場合は重さにこだわらず、葉の巻が緩やかな物がお勧めです。
もう一点注目していただきたいのは、芯の切り口が割れていないかどうか。キャベツは芯から痛んでいくので、芯の切り口が割りていない物の方がより新鮮です。
春キャベツは、できればサラダや浅漬けといった、生に近い状態で食べたいものです。とくに、ビタミンUは熱に弱いので、胃腸の健康効果を期待する場合は、生で食べるようにしましょう。
ただ、サラダや浅漬けだけでは量を食べるのが難しい、あるいは、味に飽きてしまうという場合、春キャベツも通常のキャベツ同様に加熱調理しても美味しく食べられます。
加熱調理するときには、できるだけビタミンを逃がさないように、短時間で調理を済ませることがコツです。さらに、キャベツに限らず野菜は、煮るよりも、蒸した方が
栄養素の損失が少なく済みます。ラップをかけて電子レンジで軽く熱を加え、様々な素材や料理と組み合わせてみるのもよいでしょう。
-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2017年3月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載