健康情報 こんにちわ

 

■夏場のお弁当作り

 夏場は、細菌による食中毒が増える時期です。ウイルスとちがって細菌は、食材そのもので増殖する性質があります。そこで、食中毒対策の3原則(つけない、ふやさない、やっつける)を徹底していくことが大切になります。
 これは、お弁当作りにも当てはまります。

【つけない】
 お弁当を作るときも、手や調理器具に菌をつけないように注意してください。
 さらに、お弁当箱にも気を配り、食酢を使ってお弁当箱のなかを拭くようにすると効果的です。
【増やさない】
 食中毒を引き起こす菌は、湿気を好みます。温かいままのご飯をお弁当箱に詰めると、蒸気がお弁当箱に籠り、湿気が発生します。ご飯は、できるだけ冷ましてからお弁当箱に詰めましょう。お弁当のおかずを作る前に、平たい皿に載せてご飯を広げておくと、早くさますことができます。
 また、お弁当に入れるおかずは、汁気の少ないものを選ぶか、汁気を切ってから入れるようにしましょう。
【やっつける】
 食材や調味料のなかには、細菌をやっつける働きを持つものがあります。
 梅干しやシソ、酢、わさび、しょうが、マスタード、カレー粉といったものが代表です。これらを効果的に使うと、美味しくて安全なお弁当作りができます。

 

 

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2017年6月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載