健康情報 こんにちわ

 

爪の水虫

日本人では、10人に一人が爪の水虫を患っているとされています。爪の水虫の原因である白癬菌は高温多湿を好むため、梅雨時は特に注意が必要です。
手足や爪の水虫は自分が辛いだけでなく、ご家族や他の人にもうつるという性質があるため、放置せずに治療して治すようにしましょう。

 

爪の水虫とはどんなもの?

 爪の水虫も手足同様、白癬病というカビが皮膚に寄生することで起こります爪の水虫だけが発生することはまれで、手足の水虫が広がることで爪の水虫は起こります。
 爪の水虫の多くは足の親指から起こります。水虫を患っている方で、足の親指の爪が厚くなったり、白く濁ったようになっていたら、爪の水虫が疑われます。
 放置しておくと、爪がボロボロになったり、他の指の爪へと白癬病の寄生が広がっていきます。

爪の水虫は内服薬で直す

 普通の水虫が外用薬(塗り薬)で症状を抑え、治すことができます。
 しかし爪の水虫は、爪と皮膚の間にできるため外用薬が患部に届かず、外用薬だけでは治療が難しいという特徴があります。このため、爪の水虫の治療には、おもに内服薬(飲み薬)が用いられます。
 水虫の症状を抑えるのに市販の水虫治療薬(外用薬)を使用される方で、爪の水虫が疑われる場合は、皮膚科を受診してご相談ください。水虫が治ったように見えても、爪の水虫が残っていると、爪の白癬病がやがて広がり、再び、水虫が悪化します。

 

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2017年6月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載