広報誌 南東北

 

減量インセンティブ制度

金欲が食欲を凌ぐ? グループ報奨金が高い効果

 今月はフィラデルフィアのある小児病院が行った興味深い研究結果をお話します。この病院では、従業員の減量のためにインセンティブ(報奨金)が有用かどうかを知る実験を行いました。従業員の中でBMI30~40(肥満)の105人を①個別インセンティブ群(35人)=目標を達成した人に毎月100ドルを授与②グループインセンティブ群(35人)=5人ずつのグループに分け、各グループに毎月500ドルの報奨金を授与、成功者で分け合う。成功者が1人なら500ドル、2人なら250ドル③対象群(インセンティブ無し)―の3群に分け24週にわたって調査研究しました。
 その結果グループインセンティブ群が最も高い効果をみせ、インセンティブ無しの群と比べるとその差は4・4㎏、個別インセンティブ群と比べても3・2㎏の差がありました。どうやら金欲は食欲を凌ぐようです。しかもグループインセンティブ群は、グループの中に何人成功者が出るかによって受け取る報奨金の額が変わるわけで競馬のオッズのようなもの。ギャンブル的な要素もあります。季節は夏。そこのあなた、隣りの友人を誘ってエルフィットの門をたたき、お互い報奨金をプールして減量勝負をしてみませんか?おっと、報奨金で食べ放題はだめですよ!

(エルフィット チーフトレーナー 仲田貴之 郡山市八山田3―8―3 ☎024―991―1045)

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