広報誌 南東北

 

身体の歪みチェック

まず左右のバランスチェック 普段の生活で姿勢正すのが大切

 姿勢の美しい人は若々しく健康に見えます。ある調査では女性の9割近くが身体の歪みを気にしているそうです。
 背骨や骨盤のズレ、筋肉のバランスの崩れから身体に歪みがあると健康状態に影響を及ぼします。原因不明の頭痛や疲労、筋肉痛が身体の矯正で緩和された例も少なくありません。身体の歪みは肩こりや腰痛の原因となるばかりか不自然な使い方をして症状を長引かせたり、痛む部分をかばって別の部位に痛みをもたらす原因にもなります。また内臓が不自然に圧迫され消化器官や血液循環、神経の働きへの影響も要注意です。
 身体の歪みの原因は生活習慣にも関係があります。例えば足を組んで座る、ペタンと両足を開いて座るアヒル座り、横座り、寝転んで横向きでテレビを見るなど普段何気ない姿勢。また身体の特定部位に慢性的な痛みがある場合、痛みをかばって身体に歪みを生じさせる原因になります。
 歪みの簡単チェックは、まず左右のバランスチェック。椅子に浅く腰掛け、足の指先を揃えて合わせ、膝の位置がどうか。どちらかの足が出っ張っていれば骨盤に歪みが生じている可能性あり。座った姿を鏡に映し左右の肩の高さが同じになるよう姿勢を調整、身体の軸を真っすぐにして脚を交互に組み換えます。この時脚の組みやすさに違いがあれば骨盤の位置や身体の軸の歪みが考えられます。次に壁に踵をつけ自然な姿で立った時踵や尻、肩甲骨、頭が自然に壁につかない場合は背骨に歪みがある可能性があります。その他革靴の減り方が左右で違う、よく寝違いを起すなどもチェック項目です。
 また家族や友人に姿勢を見て貰うのも方法。気になる点があれば専門医に相談しさらに専門的な検査をうけることができます。身体の歪みに対処するには普段の生活の中で姿勢を正していくことが大切。不自然な姿勢が楽な姿勢になっている場合は運動療法が必要です。ただし運動療法は正しい指導の下で行わないと効果がないばかりか状態を悪化させるケースもあります。必ず専門医やスポーツトレーナーの指導を受けて下さい。

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