広報誌 南東北

 

リンゴ

高血圧の改善、がんの予防に期待 動脈硬化の予防にも

血行良くしかぜの予防 秋から冬にかけてリンゴがおいしい季節になります。 【成分と効能】リンゴに豊富に含まれる食物繊維のペクチン。水に溶けるとゼリー状に固まるため便秘のときは、水分のなくなった便をやわらかくして排便を促し、下痢のときはゼリー状の膜になって腸壁を守ります。さらにコレステロール値の上昇を抑え、動脈硬化の予防にも役立ちます。また乳酸菌などの腸内の善玉菌を増殖させます。   乳酸菌は悪玉菌を退治するほか腸の蠕動運動を促すので、下痢や便秘を改善したり、発がん物質の発生を抑えたりする効果が期待できます。含まれるカリウムには、余分なナトリウムの排出を促進するので高血圧症の改善が期待できます。リンゴの真っ赤な皮に含まれる色素は、アントシアニンというフラボノイドの一種です。生活習慣病や老化のもとといわれる活性酸素に対する抗酸化作用があります。
【食べ方】
便秘改善や高血圧予防・美容にも効果が期待できるリンゴ。生のままはもちろんお菓子やジャム・フルーツサラダなどにして美味しく食べてみてくださいね
【おいしいリンゴの選び方】
 リンゴは比較的日持ちの良い果実で、冷蔵すると2~3ヶ月持つ種類が多くあります。
 選ぶときは重量感があり、指ではじいて澄んだ音のするほうがおいしいです。リンゴはそのまま食べたり、すりおろして離乳食に用いたり出来ます。ほかには、ジャム、ジュースにしてもおいしいですね。先に説明したペクチンは実より皮の部分に多いので、なるべく皮ごと利用すると効果的です。

(参考:食の医学館 栄養管理科 水野理沙)

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