広報誌 南東北

 

南東北Gの三成会が初代グランプリ


男性の育児支援評価 厚労省のイクメン企業
 須賀川市の「南東北春日リハビリテーション病院」などを運営する南東北グループの医療法人社団・三成会(渡邉一夫理事長)が、厚生労働省のイクメン企業アワード初代グランプリに選ばれ、10月18日㈮に東京・港区の女性就業支援センターで行われた表彰式で受賞しました。
 アワードは、生まれた子供が1歳になるまでに取れる育児休業が対象男性の2%未満(昨年度)という状況のため、定着をはかろうと厚労省が今年、表彰制度を設けたもので全国から49社・団体が応募、東京の「花王」と三成会がグランプリに選ばれました。
 三成会は職員約200人のうち男性が55人。平成21年から育児と仕事の両立を支援し育児休業を取った場合、休業一ヶ月間は基本給全額、2・3ヶ月目は半額を支給する育児休職支援手当制度を設けています。今年10月までの4年間で対象の男性14人のうち9人が1~3ヶ月育児休業を取得しています。取得した職員には感想文の提出を義務付け、社内報やホームページに掲載して育児休業の周知を図るなど育児休暇を取りやすい環境を作った取り組みが評価されたものと見られます。
 同日午後一時半から行われた表彰式では、佐藤茂樹厚生労働副大臣があいさつのあと三成会の中村喜美子常務理事兼事務局長に表彰状とトロフィーを贈りました。中村常務理事は「今後も職員が育児休暇を取りやすい職場づくりを進めたい」と話しています。

南東北Gも「BNCT」出展 郡山でメディカルクリエーションふくしま


担当の説明を受けブースを視察する内堀副知事(中央左)
 医療機器関連産業の振興・集積を目指した「メディカルクリエーションふくしま2013」が10月30日㈬と31日㈭の両日、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれ、一般財団法人脳神経疾患研究所も大学・研究機関の一つとして薬事・産業支援分野で出展しました。展示会は福島県など県内の産学官が連携協力して組織した実行委員会(福井邦顕委員長)主催で平成17年から毎年開かれています。
 脳神経疾患研究所は、福島県から43億円の助成を受けて導入し27年度から治験、30年度から治療開始を目指す「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」の治療装置と来年夏完成予定で建設中の「南東北BNCT研究センター」の模型や治療法を分かりやすく解説したパネルを展示しました。
 期間中に内堀雅雄福島県副知事はじめ品川萬里郡山市長らがブースを訪れ、BNCT治療の仕組みや治療開始までの今後のスケジュールなどについて真剣な表情で担当者の説明に耳を傾けていました。
 同センターが完成し、BNCT治療が始まれば民間病院では世界で初めてだけに東日本大震災からの復興に大いに寄与するものと期待の表情を見せていました。

10月の手術件数

 10月に行われた手術件数は613件でした。内訳は、眼科157件、外科88件、整形外科72件、脳神経外科66件、形成外科60件、泌尿器科43件、耳鼻科40件、心臓血管外科32件、呼吸器外科16件、婦人科14件、放射線治療科(陽子線)8件、周産期センター4件、歯科口腔外科3件、放射線科(本院)3件、循環器科3件、麻酔科2件、小児心臓外科2件、となっています。

10月の救急車台数

10月の救急車台数は429台でした。また、診療時間外に受診した患者さんは1230人でした。

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