10万円超は忘れず手続きを

【医療費控除とは】
　患者さん、又は患者さんと生計を共にする配偶者、その他の親族のために医療費を支払った場合に一定の金額の所得控除を受けられることです。
【医療費控除の対象】
　①控除対象は本人のほか生計を共にする配偶者や子供、親族も含む。逆に生計を共にしていない子どもや父母は対象外②対象の医療費は、その年の1月1日から12月31日までに実際に支払った医療費。未払い医療費は対象外です。
【医療費控除額の計算】
　医療費控除額＝その年に支払った医療費総額―保険で補てんされる金額―10万円。
　計算した金額を所得から医療費控除として差し引けます。
【医療費控除の対象医療費】
　①医師、歯科医師による診療・治療費②治療のために購入した医薬品代③治療のためのあんま、マッサージ、はり、灸、柔道整復師への診療代④保健師、看護師、准看護師などに依頼した代金⑤助産師による分娩の介助料⑥傷病による概ね6カ月以上寝たきりで治療を受けている場合に医師が必要と認めたおむつ代⑦医療保険外診療（自費診療ともいいます）―など。人間ドックや健康診断などの費用は対象になりません。
【新生手続き期間や場所は】
　毎年2月16日から3月15日までに確定申告で行います。年末調整では控除できません。申請先は税務署。国税庁のホームページからインターネットを利用して電子申告も可能です。不明な点については当院医療相談課（☎０２４―９３４―５５６４）へお問い合わせください。