広報誌 南東北

 

タマネギ(玉葱)

血小板凝集を抑え血液サラサラ 様々な料理に使える便利な食材

タマネギ タマネギは中央アジア原産で日本には明治時代に導入されました。バリエーション豊かに様々な料理に使用できる便利な食材です。
 「タマネギを切っていたら涙がでてきてツライ」。そんな経験をした事がある方は多いはずです。涙の原因は硫化アリルという刺激成分が、タマネギを切った時に揮発し目の粘膜に刺激するため涙が出るのです。硫化アリルはビタミンB1の吸収を高めて新陳代謝を活発にし、血小板凝集を抑制して血流をよくする働きに優れています。サーモンに含まれるEPA(イコサペンタエン酸)も血小板凝集を抑えて血液をかたまりにくくする働きを持っているので、タマネギとサーモンで作るマリネは血液をサラサラにしやすい食べ合わせです。ぜひご自宅でも作ってみて下さいね。
《涙を出さずにタマネギを処理する方法》
・切る前に15分ほど冷蔵庫で冷やす。
・電子レンジなどで軽く熱を加えてから切る。
・切れる包丁で素早く切る。
・包丁やタマネギの切り口を水で濡らす。
《タマネギの選び方・保存方法》
 タマネギの頭をさわり、肉質がしっかりしていて外皮が良く乾燥し、ツヤがあり固く締まって重みがある物が良いでしょう。
 保存は、風通しがよく常温で直射日光を避け暗い所にしましょう。蒸れや湿気は大敵なので注意してください。

(参考:旬の食材・健康レシピ おいしいねっと 栄養管理科:岡崎 由香)

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