広報誌 南東北

 

ネギ

ビタミン補給に最適の〝鍋の友〟 冷え性防ぐ血行促進野菜

サケ ネギの原産地は中国・中央アジアといわれます。日本では日本書記にも記載があり古くから食されています。薬味としてだけではなく鍋物や汁物などいろいろな料理に用いられます。青い葉の部分の葉ネギと根の部分の根深ネギでは栄養成分の含有量に若干差があり、葉ネギの方が太陽に当たって育つ分、栄養が豊富。ネギに含まれる主な栄養成分には、カロチン・ビタミンB群・葉酸などのビタミン、カルシウム・鉄・カリウムなどのミネラルが挙げられます。 ネギ特有の刺激臭の成分・アリシンには、ビタミンB1の吸収をよくする働きがあります。ビタミンB1は糖質を効率良くエネルギーに変える働きがあります。アリシンとビタミンB1を同時に摂ると新陳代謝が活発になり、食欲増進のほか体を温め、冷え性を防ぐ血行促進作用があります。
《ネギの選び方》
▽根深ネギ=緑と白の境目がくっきり分かれており、白い部分が長く、固くしまっているものが良い。乾燥してふかふかしているものは避けます。
▽葉ネギ=葉の緑色が、先の方まで鮮やかで濃くピンとしているものを選びましょう。
《ネギの保存方法》
 ネギは乾燥に弱く、しなびやすいため①洗ったネギは根元を切り、水分が蒸発しないようにポリ袋に入れ冷蔵庫で立てて保存②余ったネギはラップにくるんで冷蔵庫で保存③泥つきのネギは、新聞紙にくるんで立てて冷暗所で保存④葉ネギは、痛みやすいので湿らせた新聞紙にくるみ冷暗所で保存⑤小口切りにしたネギは、少量ずつラップをして冷凍庫で保存すると必要な量を必要なだけ使えます。

(参考:食べ物栄養辞典、旬の食材百科、J―Medcal  栄養管理科・岡崎 由香)

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