広報誌 南東北

 

ケアハウス

 家庭での生活が困難な高齢者が低料金で食事や日常生活のサポートを受けられる福祉施設に軽費老人ホームがあります。A・B・C型の三種あり、C型をケアハウスと呼んでいます。社会福祉法人や地方自治体、民間事業者などにより運営される福祉施設です。  A・B型は60歳以上で家庭の事情で家族と同居が困難な人、身寄りのない人が自治体の助成を受け比較的低価格で入居できます。A型は食事のサービスや日常生活に必要なサービスが受けられるのが特徴。所得制限があり月収34万円以上の人は入居できません。B型は食事サービスがなく自炊が基本で日常生活は必要最低限となっています。
 ケアハウスは60歳以上で自炊できない程度の身体機能に障害がある人や独立して暮らすには不安がある人が対象。A型と同様に食事や日常生活に必要なサービスを受けることができます。いずれも在宅扱いで介護が必要になれば訪問介護などの在宅サービス利用となり、要介護度が高くなれば退去せざるを得なくなります。ただ最近は介護型の指定施設も増えています。
 軽費老人ホームでは医療面のサービスは大半が必要最小限の提供です。居室は個室がほとんど。ホームの入居にかかる費用は種類によって異なります。ケアハウスの場合は入居一時金がかかります。軽費老人ホームA・B型は減少、ケアハウスが増加傾向です。福島県によると県内の施設は平成22年現在でA型が3施設、ケアハウスが28施設あります。

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