広報誌 南東北

 

メディカルフィットネスさくらの施設

運動始める前にボディーチェック

まず体重、体脂肪率チェック その次は「歩数の計測」
 運動を始める前に自分の身体状態をチェックするのはとても重要です。理由は、身体の状態に合わせたプログラムを考えた方がより効果的だし、もう1つは運動の効果を把握するための情報になるからです。
 皆さんが行う健康チェックで1番多いのは体重計に乗ることではないでしょうか。現代生活で体脂肪は確実に増えてきています。男性の場合、肥満のピークは40歳代で、約35%が肥満です(平成17年国民健康・栄養調査)。 つまり3人に1人が肥満の時代です。肥満はご存じの通り様々な病気の引き金になります。まずは自分の適正体重=(身長(m)×身長(m)×21)を計算し、毎日同じ時間に体重計に乗り、 さらに可能であれば体脂肪率を計測します。体重が適正範囲内でも脂肪の割合が高くては意味がありません。除脂肪量(筋肉と骨を合わせた重量)は30歳代を過ぎた頃から減り始めます。 男性は20%、女性は28%を1つの目安として体脂肪率を見ていきましょう。
 次にやっている健康チェックは、歩数計測でしょう。最近は高性能な機材が多くなり、様々な活動記録が可能になっています。東京都の調査によると日々の活動量は日に60分程度、 歩く・自転車に乗る・身体を動かして作業する―などの活動をしている人は約3割という結果が出ています。機械化やIT化が進み、日々の生活の中でいかに身体を使う機会が減っているかが伺えます。
 日本人の平均歩数は男性が8202歩、女性が7282歩。70歳以上の男性は5436歩、女性は4604歩で、目標とする1日1万歩を達成している人は全体の2~3割程度です。運動するのは考えていないという人も、 まずは「体重計に乗る」、「歩数を測る」この2つから始めてはいかがでしょう?

(メディカルフィットネスさくら 理学療法士 平野雄三)

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