広報誌 南東北

 

サワラ(鰆)

血液サラサラ、コレステロール低減に効果 子どもからお年寄りまでお勧め

 サワラの「サ」は狭い、「ワラ」は腹の意で体が細く腹の狭い魚から名付けられたといわれます。成長により呼び名が変わる出世魚。関西では50cmまでを「サゴシ」、 70cmまでを「ヤナギ」、それ以上を「サワラ」と呼びます。春が旬。「鰆」と書き、俳句でも春の季語になっています。
【栄養】
 サワラには、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)など不飽和脂肪酸が含まれ、血液をサラサラにして脳細胞活性化やコレステロール低減にも効果が期待できます。子どもからお年寄りまでお勧めの魚。 たんぱく質をエネルギーに変える働きがあるビタミンB2も含み、脂質や糖質の代謝に関係して細胞の再生(皮膚、髪、爪など)を助け、粘膜を保護します。口内炎や口角炎、目の充血症状や肌荒れにも効果的。 カリウムも豊富で塩分の弊害をカバー、血圧を下げる効果があり高血圧を予防します。さらに過酸化脂質を分解し動脈硬化、高血圧、脳卒中などの予防にも役立ちます。
【料理】
◇サワラの味噌マヨネーズ(2人分)
▼材料●サワラ2切●塩、酒、サラダ油少々●味噌マヨネーズソース(マヨネーズ大さじ3、味噌大さじ1/2、白すりごま、七味唐辛子少々
【作り方】
①サワラに塩、酒少々をふり、10分ほど置いて汁気を拭く②味噌マヨネーズソースの調味料を合わせる③オーブントースターにアルミ箔を敷き、サラダ油を塗る。 ①のサワラを置いて味噌マヨソースを塗り、オーブントースターで7~8分焼く④盛り付けの際付け合わせに季節の野菜を添えると彩りもよい。


(参考:食材大辞典、みんなのきょうの料理HP食の医学 栄養管理科)

トップページへ戻る