広報誌 南東北

 

サヤエンドウ

ビタミンC豊富でカゼ予防に効果 高血圧予防、整腸作用もある「絹サヤ」

 「サヤエンドウ」は、中央アジアから中近東地域が原産国。日本で野菜として栽培され始めたのは江戸時代になってからといわれます。「サヤエンドウ」は「エンドウ豆」の若いサヤで、別名「絹サヤ」とも呼ばれます。
【栄養】
 「サヤエンドウ」は、緑黄色野菜に分類されます。生育の途中で摘み取られるためビタミンCを多く(100g中60mg)含み、その含有量はいちご(同62mg)と同じくらいあります。 ビタミンCは抗酸化ビタミンの1つで細胞の酸化を防ぐ作用によって免疫力を高め、風邪の予防に効果的だといわれます。
 また「サヤエンドウ」は、うまみ成分としても利用される非必須アミノ酸のグルタミン酸を多く含み、「サヤエンドウ」を食べた時にうまみや甘味を感じるのは、グルタミン酸によるものです。
【料理】
 「サヤエンドウ」は、ビタミンCが豊富ですが、ビタミンCは水に溶けやすく、熱に弱いため調理の際はさっとゆでるのがポイント。 おひたしや胡麻和えなどの和え物はもちろん、たくさん摂りたい場合は炒め物や卵とじなどが良いようです。また、色合いを生かして味ご飯に混ぜたり、ちらし寿司の付け合わせにしたりするのもよいでしょう。
【選び方と保存】
 サヤに張りがあり、へたの色が鮮やかな緑色をしているものを選びましょう。なるべく早く食べるのがベスト。保存は乾燥しないよう、キッチンペーパーなどに包んでからビニール袋に入れ野菜室で保存します。 冷凍保存の場合は、新鮮なうちにさっとゆで、水分をしっかり切り、袋に入れて保存するのがよいでしょう。


(参考:J-Medical 食べ物栄養辞典 栄養管理科)

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