広報誌 南東北

 

肩こりに悩まされない姿勢を

心がけたい生活習慣の改善

 日本人の8割以上が悩まされ〝国民病〟ともいわれる肩こり。 パソコンやスマートフォンなどの普及で、以前にも増して肩こりに悩まされる人は増えているようです。
 肩こりは、肩から首の周辺筋肉が緊張して重苦しく感じる状態のこと。 長時間の無理な体勢で肩の筋肉が疲れ、疲労物質の乳酸が溜まり筋肉が硬くなって血行が悪化し起きるといわれます。 その肩こりも痛い・重い・苦しい・だるい・張る・冷たい―など感じ方は人によって異なります。 原因も長時間の無理な体勢や肥満、生活習慣、老化、ストレスによる自律神経の乱れなど様々です。 こっている部位を温めたり、肩や首周りの筋肉を動かして血流回復を図ることで楽になることもあります。 軽い運動で肩こりを解消することも図れますので「肩こりに効くストレッチ」をご紹介します。 体を動かして肩こりをほぐしてあげましょう。

 肩こりは、食生活が原因の場合もあります。ストレッチやこった部位を温め、同時に血流を良くして疲労した筋肉を回復させる食材や栄養素をしっかり摂ることが大切です。
▼梅に含まれるクエン酸=疲労物質を残さない作用があります。 梅干の果肉を直接患部に貼り、乾いたら何度も取り替えましょう。梅干1個を熱い番茶に入れ、かき混ぜて飲むと新陳代謝を促します。
▼鶏手羽肉に含まれるコラーゲン=首の椎間板を強くします。 弾力のある椎間板が肩こりを軽減します。
▼大豆製品=納豆や豆腐などの大豆製品は血行不良と筋肉疲労を解消してくれ、肩こりに効果があります。
 肩こりは、病気や骨の異常などが原因となっている場合のほか、ストレスによるイライラから起こることもあります。 姿勢や生活習慣の改善に心がけ、あまりにひどい肩こりや激しい痛みが続く時は、医療機関に相談しましょう。


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