広報誌 南東北

 

ネギ

冷え性やカゼ予防に効果期待 高血圧改善、糖尿病予防にも

 ネギの原産地は中国西・中央アジアといわれます。日本では、日本書記にもネギについて記載があり古くから食されています。薬味としてだけではなく、鍋物や汁物などいろいろな料理に用いられます。
【成分】
 ネギの刺激臭は、硫化アリルのアリシンという揮発性の成分によるものです。アリシンは、ビタミンB1の体内での吸収をよくする働きがあります。 ビタミンB1は糖質を効率良くエネルギーに変える作用があり、アリシンとビタミンB1を同時に摂ると新陳代謝が活発になり、食欲増進のほか体を温め、冷え性を防ぐ血行促進作用があります。
【料理】
 ビタミンB1は豚肉やレバー、ハムなど、アリシンはネギのほかニンニクやニラなど香りの強い野菜にも含まれます。豚肉とネギの炒め物はビタミンB1とアリシンのダブルの効果が期待できる料理です。
【ネギの選び方】
▽根深ネギ=緑と白の境目がはっきり分かれ、白い部分が長く固くしまっているのを選びましょう。乾燥してふかふかしているものは避けます。
▽葉ネギ=葉の緑色が、先の方まで鮮やかで濃くピンとしているものを選びましょう。
【ネギの保存方法】
 ネギは乾燥に弱く、しなびやすいので
①洗ってあるネギは根元を切って水分が蒸発しないようにポリ袋に入れ、冷蔵庫で立てて保存
②余ったネギは、ラップにくるみ冷蔵庫で保存
③泥つきのネギは、新聞紙にくるみ、立てて冷暗所で保存
④葉ネギは、湿らせた新聞紙にくるみ冷暗所で保存。
小口切りにしたネギは、少量ずつラップして冷凍庫で保存すると必要な量を必要なだけ使うことができます。

(参考:食べ物栄養辞典J-Medical 栄養管理科)

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