広報誌 南東北

 

最新のリニアックを新規導入 2台運用体制スタート


新規導入されたバリアン社製の「トゥルー・ビーム」


2台運用体制を開始する菊池泰裕センター長
 総合南東北病院は、このほど東北で4番目、県内初の米国・バリアン社製リニアック(医療用直線加速装置)「トゥルー・ビーム」を導入、新年から本格的なリニアック2台運用体制を開始しました。
 リニアックは、高いエネルギーのX線や電子線をがん病巣に外部から照射する放射線治療装置です。今回導入の装置は昨年12月20日に稼動しました。
 当グループにはリニアックやサイバーナイフ、陽子線、ホウ素中性子捕捉療法などの放射線治療機器があり、年間1千人以上を治療しています。 最初のリニアックは平成9年に導入、これまで脳腫瘍や頭頸部・食道・肝臓・膵臓・婦人科・前立腺がんなどを治療してきたが、1日に60人以上の日も多く増設が望まれていました。
 トゥルー・ビームには画像誘導放射線治療をより高めるExacTrac(独・ブレインラボ社)装置も実装。併用システムにより正常組織への線量を抑え、腫瘍部分に放射線を集中照射し極めて短時間に高精度の治療が可能になりました。 特に当院が積極的な回転型の強度変調放射線により頭頸部がんなど複雑な形状の治療にも威力が発揮されます。

無事故・安全願い手術室開き 渡邉理事長、寺西院長が祈願


無事故を祈って玉串を捧げる寺西総合南東北病院長
 総合南東北病院の平成29年手術室開きは、仕事始めの1月4日(水)、今年初朝礼後の午前9時から本院手術室前ホールで行われ、今年1年の無事故と安全を祈りした。
 手術室開きには渡邉一夫理事長はじめ寺西寧同病院長(外科)、管桂一(麻酔科)副院長、窪睦子看護局長・部長、それに外科や麻酔科の医師、手術室スタッフらが出席しました。 渡邉理事長と寺西院長、管副院長が祭壇に玉串を捧げたあと、渡邉理事長が「今年もチーム一丸となって手術の安全に努めましょう」とあいさつ。無事故を願うとともに1人でも多くの患者を救うために今年も全力を尽くすことを誓いました。
 南東北医療クリニック、南東北眼科クリニックを含めた総合南東北病院の平成28年(1~12月)の手術件数は8164件で過去最多記録の前年より315件多く、過去最多記録をまた更新しました。


2月18・19日に福祉の職場合同説明会 南東北グループも8施設参加

 福島県社会福祉協議会主催の平成28年度第2回合同就職説明会は、2月18日(土)午後零時半から福島市のホテル福島グリーンパレス、同19日(日)同零時半から郡山市のビッグパレットで開かれます。南東北グループでは今回も8つの施設が参加します。
 同説明会は、福祉関係職場の人手不足解消を目指し学生などを対象に12年ぐらい前から年2回開催。今年度1回目は7月下旬に福島・郡山・いわき・会津若松の4市で開かれました。 郡山会場(ビッグパレット)では約200人の学生らが訪れ、このうち49人の就職が決まったそうです。
 2回目の説明会には福島会場に53事業所、郡山会場に71事業所が参加する予定です。入場は無料で事前申し込み・履歴書も不要。 南東北グループでは福島会場にリハビリ南東北福島とリハビリ南東北川俣の2施設、郡山会場にゴールドメディアと三春南東北リハビリテーション・ケアセンター、泉崎南東北リハビリテーション・ケアセンター、 総合南東北福祉センター、同八山田、春日リハビリテーション・ケアセンターの6施設が参加し、担当者が事業所の概要や職員の育成方針、資格取得支援制度などを詳しく説明します。


2月の医学健康講座

 総合南東北病院の2月医学健康講座は、2月17日(金)午後2時から同病院北棟1階のNABEホールで開かれます。
 同病院心臓・循環器センター長の菅野惠先生(心臓血管外科)が「大動脈が裂けるのを(大動脈解離)防ぐ方法はあるのだろうか?」と題して講演します。 菅野先生は大動脈の壁が突然、内側と外側に分離されてしまう病気の原因や治療などについて分かりやすく解説します。入場は無料です。送迎バスは郡山駅午後1時発、南東北医療クリニック前同3時半発をご利用ください。


12月の手術件数

  12月の手術件数は713件でした。内訳は眼科221件、形成外科81件、外科79件、外傷センター58件、整形外科55件、放射線治療科(陽子線)41件、脳神経外科38件、泌尿器科35件、耳鼻科34件、心臓血管外科24件、婦人科14件、歯科口腔外科9件、呼吸器外科8件、放射線治療科5件、周産期センター4件、小児心臓外科2件、麻酔科1件、放射線科2件、消化器内科1件です。

12月の救急車台数

 10月の救急車台数は462台。時間外の受診患者さんは1437人でした。

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