広報誌 南東北

 

ロシアのSAIKO(ハバロフスク)とMOU 総合南東北病院医師派遣などで連携


握手を交わす渡邉理事長(前列中央左)とサラバット所長
 総合南東北病院は1月11日(水)にロシア・ハバロフスク市の日露メディカルセンター「SAIKO」と国際医療連携に関する覚書(MOU)を交わしました。 同病院は平成22年から中国やサウジアラビア、インド、インドネシア、ドイツ、スイスなど9か国・11医療機関とMOUを締結、今回は12番目です。
 締結式は同日午後2時から同病院北棟で行われ、同研究所から渡邉一夫理事長や深谷保男同病院長代行ら幹部、SAIKOからスレイマーノフ・サラバット所長が出席。
①医師の相互派遣・交換研修
②患者の検診・治療受け入れ
③遠隔画像診断システムの導入
④シンポジウム・カンファレンス・研修会などの合同開催
―などに合意、渡邉理事長とサラバット所長が覚書に署名し握手を交わしました。
 同センターは、ロシアの人たちに現代的な医療診断サービスを提供するため設立され0た有限会社で、施設には日本の医療メーカーの最新診断機器が備えられています。
 MOUを締結した渡邉理事長は「昨年の日露首脳会談で医療分野の交流促進も話し合われたが、年明け早々に連携できることになった。ぜひ成功させたい」とあいさつ。 サラバット所長も「学ぶことが多い総合南東北病院の力を借りてロシアの人たちが長生きできるようにしたい。一歩ずつ積み重ねて医療の発展に尽くしたい」と語りました。

東日本医用工学研究会が発足 理事長に瀬戸氏(南東北グループ顧問)


理事長に選ばれた瀬戸氏


発会を決めた研究会の総会
 医学、工学、医療現場の専門家たちが知識や技術を結集し県民の健康増進などに役立つ研究を進める東日本医用工学研究会の設立総会は、1月23日(月)午後2時から総合南東北病院で開かれ正式に発足、初代理事長に南東北グループ顧問の瀬戸晥一総合南東北口腔がん治療センター長(77)を選びました。任期は2年。
 総会には県内外の医師や歯科医、理学・作業療法士、言語聴覚士、大学教授、ロボット制作会社役員ら約60人が出席。渡邉一夫同病院理事長があいさつしたあと発起人代表の瀬戸同センター長が「被災地から発信する研究会にしたい」と趣旨を説明。 設立を承認し会則と年3~4回の定例会開催などを決め、瀬戸理事長と副理事長に酒谷薫日大工学部・同大医学部脳神経外科教授を選びました。
 続いて第1回研究会に入り酒谷教授が「ICT(情報通信技術)とAI(人工知能)を活用した次世代地域包括ケアシステムの開発」、石川烈東京医科歯科大名誉教授・東京女子医大特任顧問が「歯根膜付インプラントへの挑戦」と題して講演しました。
 同研究会は産学官が連携し医療現場の意見やアイデアを集約して研究、関連機器の実用化などを進め、東日本大震災からの復興を支援する。正副理事長以外の役員次の通り。
▽理事=安藤康夫(東北大大学院教授) 生田幸志(東京大大学院教授) 田村俊世(早大次世代ロボット研究機構客員上席研究員) 一柳健(東京工大名誉教授・菊池製作所副社長) 紺野慎一(福島医大教授) 陳文西(会津大教授) 村山嘉延(日大工学部准教授) 清野和夫(奥羽大学長) 照沼裕(東京クリニック副院長) 室井宏育(総合南東北病院リハビリテーション科長) 大越正弘(福島県商労部医療関連産業集積推進室長)
▽監事=藤江正克(早大理工学術院教授) 須田立雄(日本学士院会員)
▽顧問=渡邉一夫(総合南東北病院理事長)


ギターとフルートで市民を魅了 井上仁一郎ギターコンサート


演奏する井上さん(右)と牧野さん
 福島市出身のギター奏者・井上仁一郎さんのギターコンサートは、2月9日(木)午後3時から総合南東北病院北棟1階NABEホールで開かれ、クラシックギターと牧野詩織さんのフルートの〝癒しの音楽〟で詰め掛けた約180人の市民を楽しませました。
 牧野さんは花巻市出身で井上さんと牧野さんが郡山市で共演するのは昨年に続き2度目。主催者を代表して寺西寧同病院長があいさつした後さっそく演奏を開始。 2人で「タンゴの歴史」と「シネマ・パラダイス」のメドレーを相次いで演奏、会場いっぱいに息の合った音色を響かせました。次いで井上さんが「ひまわり」「アルハンブラの想い出」「禁じられた遊び」などを次々に演奏しました。 市民たちはギターの甘い調べと鳥の鳴き声のように澄んだフルートの音色に引き込まれた様子で演奏が終わるたびに盛んな拍手を送っていました。


3月の医学健康講座

 総合南東北病院の3月医学健康講座は3月17日(金)午後2時から同病院北棟1階NABEホールで開かれます。
 今回は南東北医療クリニック副院長の鹿山悟先生(整形外科)が「腰痛・膝痛について」と題して講演します。鹿山先生は腰痛や膝痛の原因、治療法、予防法などについて分かりやすく解説します。 入場は無料。送迎バスは郡山駅前午後1時発、南東北医療クリニック前同3時半発をご利用ください。


1月の手術件数

  1月の手術件数は713件でした。内訳は眼科191件、外科101件、形成外科61件、外傷センター54件、整形外科46件、脳神経外科40件、泌尿器科33件、心臓血管外科25件、耳鼻科21件、呼吸器外科15件、放射線治療科(陽子線)13件、婦人科9件、周産期センター5件、放射線科5件、歯科口腔外科5件、消化器内科3件、放射線治療科3件、小児心臓外科2件、麻酔科2件、呼吸器内科1件です。

1月の救急車台数

1月の救急車台数は481台。時間外の受診患者さんは1616人でした。

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