ダ・ヴィンチ

 
ダ・ヴィンチXiによる手術が保険適応となり本格稼働しました
 総合南東北病院で手術支援ロボット「ダ・ヴィンチXi」を使った腹腔鏡下における胃の手術、直腸手術が保険適応となり、ダ・ヴィンチ運用が本格稼働しました。
ダ・ヴィンチは、患者さんの身体的・精神的負担が少ない低侵襲手術を目的に開発された米国製の医療ロボットです。患者さんの腹部数カ所に穴を開けて鉗子を挿入、医師が鮮明な3D画像を見ながら機械を操作し手術を行います。鉗子は手術を行う医師のイメージに合わせ自在で精密に動きます。ダ・ヴィンチの導入は県内で5番目、南東北グループでは新百合ヶ丘総合病院(川崎市)に次いで2番目です。
 また、当院ではダ・ヴィンチ専用の手術台「トゥルシステム7000dv」も東北で初めて導入しています。ダ・ヴィンチの内視鏡の動きに応じて手術台が動き、術中に最適な患者体位を保つことができます。挿入した鉗子を抜かず安全に手術を継続できるため手術時間の短縮につながる効果があります。
 当院では7月のダ・ヴィンチの手術運用開始以来、順調に手術を重ね実績を伸ばしています。手術件数は12月20日現在で胃がん11症例、直腸がん14症例をかぞえます。胃と直腸の手術は12月1日により施設基準が認定され、保険適応となっています。今後はダ・ヴィンチによる手術の保険適応範囲を泌尿器、肺などにも広げるべく、さらに実績を高めてまいります。



ダ・ヴィンチXiを使って行われている手術