Southern Tohoku Nursing Site
看護師の活躍
専従看護師が活躍しています！！
＜医療安全管理室＞ 専従看護師 大戸 実さん
医療安全管理室には、医療安全管理者研修を修了した看護師長が配属され、組織横断的に活躍しています。
私は今、病院全体の安全管理を行う「医療安全管理者」として、医療安全管理室で勤務しています。業務の内容は、安全会議、院内巡視、問題に対する相談窓口、発生した事例に対する分析と対策で「専従もしくは専任である事」が求められています。
この業務は医療関連の資格を有していれば誰でもできますが、調査によると多くの病院で看護師が担っています。これは医療全体の管理には、多くの疾患、治療と療養生活、各種手続きなどに対する知識を有する人材が求められ、それが看護師だからだと思われます。
日々、看護師をはじめとする多くの職員から報告や相談が寄せられています。その一つ一つに対し、各職種の方々と協力して対策を講じています。その為に普段から現場に伺いうよう意識しています。最終的に患者さんを不要な事故から守れるよう、また職員にとって安全な作業環境ができればと考えています。
＜緩和ケア対策室＞ 専従看護師 五十嵐由美子さん
緩和ケア対策室には、がん実務者研修を修了した看護師が配属され緩和ケアチームの中心となって活躍しています。
「がん」は、日本人の死因で最も多い病気です。現在、3人に一人ががんで亡くなっています。身近な病気になった、「がん」。「がん」と診断され、痛みなどの身体的な症状による苦痛や、すごく落ち込んだり、不安で眠れない事があるかもしれません。そんなつらさを和らげるために「緩和ケアチーム」は活動しています。
そんな緩和ケアチームを強力にサポートするメンバーとして、各病棟に、緩和ケア担当看護師「リリーフナース」がいます。所属部署に入院しているがん患者を把握し、緩和ケア介入が必要と思われる患者を主治医を通して緩和ケアチームに介入依頼するのが主な業務ですが、自分の病棟にいるがんの患者さんのつらい気持ちに気付き、つらい気持を理解する事が、患者の苦痛を和らげる第一歩となり、ニ歩目から私達「緩和ケアチーム」が一緒にサポートします。
患者本人や家族が、「自分らしく」最期まで過ごせるように一緒に支えています。
「リリーフナース」とは当院独自の名称で、リリーフには、緩和・軽減・除去・安心という意味があり、それらを担当する看護師の名称として名付けています。
＜病床入退院管理室＞ 専従看護師 中村輝旗さん
病床入退院管理室には、看護師長が配属され、患者情報をアセスメントしながら効果的な病床運営のため活躍しています。
当院は、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院などの認可を受けており、24時間患者様の受け入れを行う使命を担っている施設です。そのため、病床稼働率も約98.0％前後で推移しており、とても活気ある日々を過ごしています。病床入退院管理室では、救急患者さんの入院ベッドの確保、退院や転院といった後方支援を行なっています。
この部署での看護師の役割は、患者さんの対応はもちろんですが、院内全体のベッドコントロ−ルと各病棟の業務量の調節などを行うことであると思います。入院患者さんが、一つの病棟に集中しないベッドコントロ−ルや、集中治療室から一般病棟への転出先の確保は、病棟スタッフや病棟の特殊性、治療内容などが理解できている看護師でなければ、できない仕事の一つであると感じています。患者さんが安心して入退院できるよう頑張っています。