★カゼ&インフルエンザ撲滅キャンペーン
『食中毒予防のツボ』
 
冬の大敵といえば、カゼ。
空気が乾燥しているこの時期は、とりわけ油断禁物です。
そこでカゼ&インフルエンザを徹底研究。
この冬は元気に楽しみましょう!!
 
◆どんな違いがある?
 「カゼ」と「インフルエンザ」。この二つは全く違うものです。
似たような症状を持つこの両者ですが、どういった違いがあるのか見ていきましょう。
 
カゼ
・原因
 約120種類にも及ぶウイルスが主な原因。
 鼻やのどの粘膜に結合して増殖する。
・感染
 多くは手などを介して感染する接触感染によるもの。
・症状
 咳、痰、鼻水、くしゃみ、鼻づまりなど。熱は37℃前後と比較的軽めの場合が多い。
 
インフルエンザ
・原因
 ウイルスはA型、B型、C型の3タイプ。
 血管内に侵入し、急速に全身で増殖。
・感染
 空気中のウイルスを吸い込むことで感染。
・症状
 住んでいる地域内での流行に加え、急な発熱、38℃以上の高熱と悪寒があれば、
 インフルエンザの疑い濃厚。カゼの諸症状プラス、筋肉痛や関節痛、強い頭痛と倦怠感も。
 
★注意★
 カゼより怖いインフルエンザ。とくに小学校に入学前の小さな子どもさんは、入院するほど重症化したり、中耳炎、
気管支炎、肺炎といった合併症を引き起こしやすいので注意しましょう。インフルエンザ脳炎や脳症は、年間約100人の
死亡者と同程度の後遺症患者を出しているので恐ろしい合併症です。
 
カゼ・インフルエンザは予防が大切です。
低温・低湿を好むカゼウイルスは冬に大繁殖するので、3月上旬までは気を抜かないよう、予防を実践しましょう。
<カゼ・インフルエンザ予防法>
 
 うがい・手洗い・顔洗い
  外出先から帰ったら必ず、いずれも念入りに。
 人ごみを避ける
  病原体のウイルスを寄せ付けないよう心がけましょう。
 マスクの着用
  ウイルスの侵入を防ぎ、吸気の温湿度をUP。
 室内の換気と適度な温湿度
  加湿器がなければ、室内に洗濯物を干してもOK。
 十分な睡眠と栄養
  ウイルスと戦うときに消耗しやすいのが、ビタミンC。積極的に摂取しましょう。
 予防接種(インフルエンザ)
  重症化しやすい、子どもと高齢者はぜひ。
 
◆予防をしてても「ひいてしまった」。
 こじらせない為のQ&A
Q: インフルエンザの疑いが・・・いつ病院へ行ったらいい?
A: 今すぐ受診しましょう。インフルエンザは発症から48時間以内であればウイルスの増殖を抑えられる薬があります。この薬は早いほど効果的なので、なるべく早く受診しましょう。(※お医者様の指示にしたがってください)
 
Q: 市販薬の効果は?
A: 市販の風邪薬はウイルスに直接効くわけではなく、熱、咳、鼻水などの症状を抑えるためのもので、通常のカゼなら効果はありますが、インフルエンザには対応できません。早めの受診が必要です。
 
Q: 授乳中はインフルエンザワクチンを摂種しても大丈夫ですか?
A: 授乳婦もインフルエンザワクチンを接種しても支障はありません。インフルエンザワクチンは不活化ワクチンというタイプで、ウイルスの病原性を無くしてありますので、体内で増えることもありませんし、母乳を通してお子さんに影響を与えることもありません。また、ワクチン接種による精子への影響もありませんので、妊娠を希望しているカップルの男性の接種にも問題はありません。
 
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