介護の扉


「お年寄りの見えない変化」

◆お年寄りの人格の変化
 お年寄りが年齢を重ねることによって、周りの状況や、自分の体調などが関係して、徐々に性格が変化していきます。
 どのように変化していくかは次の3タイプに分けられます。

円熟型 若いときの性格特徴や癖が目立たなくなり、調和的で円熟した性格にむかうタイプ。
拡大型 若いときの性格特徴が年齢とともに拡大してあらわれるタイプ。
反動型 若いときと対照的な性格特徴があらわれるタイプ。
◆加齢による性格の特徴
自己中心的 慎重になる
ものの見方や考え方が限定されていきます。 失敗を避けて、自分の価値をできるだけ維持したいと思うことからの行動変化
ものをためる すぐ怒る
貧しい時代を生きてきたので、物を捨てられなくなりがちです。 自信喪失感や焦りなどから、結果がすぐに得られないと落ち着かない状態になってしまいがちです。
話がくどくなる 体のことを気にする
寂しいので人と話したがるようになります。愚痴や自慢話、同じ事の繰り返しも多くなりがちです。 体のあちこちの老化、不調を気にし過ぎて、何も手につかない状態になることがあります。
諦めやすい
運動神経・感覚機能の低下による自信の喪失によって、「〜できない」とすぐ思いがちになります。
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