笑って健康になる
 近年「笑い」と「健康」の関係が、医学的にも証明されてきています。笑うことによって、免疫力に関係するNK細胞の活性化を促し、コルチゾール(副腎皮質ホルモン)値が下がります。逆にストレスのある時は、NK細胞の活性は下がり、コルチゾール値は上がります。つまり、笑いにはストレスを抑制する効果があり、精神的な病に対する抵抗力を強めると考えられているのです。
 喜怒哀楽といった感情の中枢である辺縁系からは、純粋に楽しくて心地よい笑いが発生。自律神経の中枢である視床下部からは、心地よい笑いと緊張緩和の笑いが起こり、からだに変化を与えることもあります。理性の中枢である大脳新皮質からは、社交的な笑いと緊張緩和の笑いが起こり、笑いを抑制したりします。また、笑うと疲れにくくなる可能性もあるといいます。神経には交感神経と副交感神経のように括抗して作用すると考えられるのです。
 さらに、表情が感情を生み出すこともあります。つまり、作り笑いでも情報は脳の中枢を刺激し、楽しいという感情がわいてくるのです。対人関係の作り笑いは、ストレスの予防にも効果があるといいます。
 笑いって本当に素晴らしいものですね。


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