ドライマウスって知っていますか?
 唾液の分泌量が減り、ロの中が乾いた状態になることをドライマウス(口腔乾燥症)といいます。
まず、自己チェックしてみましょう。
口の中が乾く
唾液があまり出ていないようだ
口臭が気になる
食べ物が飲み込みにくい
舌や唇がひび割れていたり、ヒリヒリする
舌がもつれる感じがする
ロの中がネバネバする
いくつあてはまりましたか?
実は1つでもあてはまる項目があればドライマウスの可能性があるのです。
 ドライマウスの患者さんは、50歳以上の女性に多いのです。ドライマウスの主な原因として、更年期の自律神経の乱れにより唾液の分泌量が減ることがあり、その上、女性ホルモンの分泌量低下に伴って、唾液の分泌量も減るといわれています。唾液の分泌量が慢性的に低下すると、口の中が渇いた状態になり、粘るような不快感が生じます。ひどくなると舌の表面がひび割れたり、舌や□の中がひりひりと痛んだりします。又、患者さんの訴えで多いのは、何を食べてもおいしく感じられないという訴えです。唾液が減ったり舌にひび割れが生じると味覚障害を起こしやすくなるのです。唾液には抗菌作用や自浄作用など□の健康を守る働きもあるので、ドライマウスになると口臭が強くなったり歯周病や口内炎にかかるなどの悪影響も出てきます。
ドライマウスが気になりだしたら
1. 食べ物をよく噛む
唾液腺を刺激して活性化させるために食べ物を少量ずつよく噛んでたべる。
2. 唾液がよく出る食品を食べる
梅干、グレープフルーツなど、想像するだけでも唾液がでてくるような食品を食事に取り入れたり、ガムを噛むのも唾液の分泌をうながします。
3. 緊張しない、ストレスをためない
緊張が高まると唾液の分泌量が減少します。リラックスすること。
4. 部屋の湿度に注意
乾燥した部屋で呼吸しているとロの中や鼻などの粘膜が乾きやすくなります。
5. タバコはやめる
口の中が乾いている人がたばこを吸うと口腔粘膜を荒らします。

以上のことに気を配り、口の中の健康管理をおこなってください。
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