「魔女の一撃」 ぎっくり腰(突発性腰痛)
ほんのちょっとした動作から、突然ギクッと腰に激痛を起こし、身動きできなくなるのがぎっくり腰と呼ばれる突発性腰痛です。
朝、くつ下を立った姿勢のまま履こうとしたとき、腰に激痛が走り、そのままの状態で動けなくなりました
(38歳 女性)
風邪気味で激しく咳き込んだときに一瞬メキッと腰が折れたかと思うくらいの激痛のあと、動けない状態になりました
(63歳 男性)
ビールケースを、かがんで持ち上げようとした時、背中から腰に痛みが走りその後少しでも動くと痛み、苦痛の何ものでもありませんでした
(47歳 男性)
ベッドから起き上がろうとしたときに腰に激痛が走りました。そのままベッドに転がり1日起き上がることすらできませんでした
(51歳 女性)
 このように日常の動作から突然、腰に激痛が走り、身動きできない状態になります。応急手当として大切なことは、あわてて病院へ行くよりもその日は1日安静にし、じっと寝ていることです。数日するとかなり痛みは落ち着きますので24時間は絶対安静を保ちましょう。トイレに行くことも辛いので用便もできることなら、寝たままですることができればよいと思います。この1日〜2日目の安静が回復するのにとても大切な条件といえます。その後病院へ行き、専門医に原因となっている病気の診断をしてもらい医師の指示に従います。ほうっておくと、一度治ったように見えてもその後何度も繰り返してしまう可能性があるからです。
ぎっくり腰になったら
●絶対安静(1日〜2日)
●敷布団はかたくし、腰がしずまないようにする
●トイレもできるだけ体を動かさずに済ます工夫を(尿瓶を使う)
●腰部を保温する(熱をもっていたり、はれている時は冷シップをする)
●入浴は痛みが少し楽になってから
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