コンタクトレンズによる目のトラブル
 コンタクトレンズを使用している人は年々増えており日本では約1500万人以上が使用していると言われています。
 最近では若い女性の間で、ファッション性を重視した、瞳を大きく見せるようなレンズや、カラーの入ったレンズが流行しているようです。
 しかし、コンタクトレンズは不適切なレンズを装着したり、誤った使い方をすると、目にトラブルが起こり、最悪の場合は、視力を失うことにもなるのです。
 あなたは正しく選んだコンタクトレンズで正しい使用をしていますか?おろそかにしていた人は、見直しが必要です。
 
コンタクトレンズを買う時の大切なPoint!
眼科を必ず受診し、コンタクトレンズを使用したいことを告げ、視力検査や目に異常がないか調べてもらいましょう。
目の状態は常に変化しているので、3ヶ月に一度は眼科で定期検診をしてもらいましょう。
コンタクトレンズを買いかえる時も、前の処方箋を使って購入するのは危険です。必ず眼科を受診してから購入しましょう。
  
 コンタクトレンズの使用で起こる目の障害の多くは、コンタクトレンズを長時間装着していたり、洗浄不良など不潔な保存をしていたりで、角膜やまぶたの裏などに傷や炎症を起こしてしまうケースです。
 そして、最近、カラーコンタクトを医師の処方箋なしでインターネットなどで購入し、装着していたために、ひどい炎症を起こして眼科にとびこんでくる若い女性が多いのも驚きです。
 コンタクトレンズは医師の処方なしで購入すると、レンズが目にあっていなかったり、粗悪なレンズを購入してしまったり、その結果、目に重傷を負うことになりかねないので、必ず眼科医に処方してもらうことと普段のケアが大事です。
〜コンタクトレンえが汚れないように注意する〜
 特に女性は、化粧品を使用することが多いので、コンタクトレンズが化粧品で汚れないよう、メイクの前に装着し、メイクを落とすクレンジングの前に外すようにします。手が化粧品の油分で汚れ、そのままレンズに触れると、コンタクトレンズが汚れ、目に悪影響を及ぼします。
 コンタクトレンズのケース自体が汚れていたり、毎日のケアを怠ると、コンタクトレンズに細菌が繁殖したり、傷がついたりします。
 
〜コンタクトレンズとカビ〜
 コンタクトレンズはハードからソフトまで種類もいろいろ開発されています。ソフトは吸水性が高く、目にぴったりとつくことがないので連続使用ができます。そのため利用者が増えていますが、このレンズは含水率の高いプラスチックでできているため、どうしてもカビ菌や細菌がつきやすいという欠点があります。
 コンタクトレンズにつくカビ菌にはクラドスポリウム、アルテルナリア、フザリウム、ペニシリウムなどですが、これらの菌はアレルギーの原因にもなります。目につけるものですから、洗浄など取り扱いに充分注意しましょう。
 衛生面を考えると、使い捨てのコンタクトレンズの方が安全ですが、それぞれのコンタクトレンズの使用法を守ることが重要です。
 
〜目に異物感や違和感を感じたら…すぐ眼科医へ〜
 コンタクトレンズは、使用方法をきちんと守って使用していれば、基本的にトラブルは起こらないのですが、コンタクトレンズは目にとってはあくまでも異物であることを認識し、少しでも違和感を感じたら眼科医へ受診することです。放っておくと、知らず知らずのうちに目に傷をつけたり、病気になってしまいます。コンタクトレンズを使用している人は、やはり3ヶ月に1度は定期検診を受けることが安心です。


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