介護の扉


「介護食に思いやり」

〜食べる楽しさが生きる意欲に〜

 
 介護をする上で介護食はとても重要だといえます。食べることの効用は、単に栄養摂取だけと、とらえることをしてほしくはありません。介護食は食欲がわくくらい「おいしそう」と思えなければ介護されている側は、食事が苦痛になります。  
 食欲が生きる意欲となり、脳に刺激を与えることに繋がります。
 介護食は、栄養バランスはもちろんですが、誤嚥(ごえん)を防ぐために舌でつぶせるくらいの硬さにしたり、魚の身などをほぐしたりすることが多いのですが、健康な人が見て「おいしそう」と思える配慮があれば食事を楽しむことができ、食もすすむのではないでしょうか。  
 満腹感だけではなく、心理的にも満足する介護食であればベストですね。
 
食欲がわく介護食のポイント
・いつも同じ器を使わず変化を与える
・ユズやスダチなどの香りのする柑橘類を添える
・色どりをよくし、食感を楽しめるようにする
・主食、主菜、副菜を組み合わせて栄養バランスをとる
 
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