カラオケ好きの人への注意信号
 
 「声帯ポリープ」とか「カラオケポリープ」とか言うことを耳にしたことがありませんか?  
 歌手、学校の先生、保育士さん、声楽を学んでいる人、カラオケ好きの10代の若者から高齢者まで、声をよく出す人に、のどの不調を訴える人が増えています。のどの奥にある声帯を見ると、声帯にイボのようなふくらみができています。これを喉頭ポリープ、または声帯ポリープと言い、カラオケ好きの人に多いことから「カラオケポリープ」と呼ばれているようです。  
 特にカラオケをするときは大声で長時間歌い、場合によってはお酒やタバコもすすみやすい状況で、のどや声帯に負担がかかり、ポリープが非常にできやすいといってよいでしょう。  
 これらはほとんど声帯の炎症であり、腫瘍でも良性が多いのですが、素人判断でカラオケのやりすぎで声がでない、のどの調子が悪いと放っておくのは危険です。急性の腫瘍、喉頭ガンなどの場合があるからです。  
 特に喫煙者は要注意です。喉頭ガンやポリープの検診を受けて下さい。耳鼻咽喉科で簡単に検査できます。喉頭ガンが声帯にできたときは100%声に異常がでます。声帯の少し上下の位置に生じた場合は「なんとなくのどの調子がおかしい」程度のことが多いので、発見が遅れないように早期に受珍することです。
   
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