広報誌 健康倶楽部/2010年7月号
小学4年生の子どもは歯が弱く、学校の歯科検診で早く歯医者さんに行ったほうが良いといわれましたが、小さいときに歯医者さんで痛い思いをしてから歯医者さんに行きたがりません。
このまま大人になって歯医者さんに自分から行くまで放っておいても大丈夫でしょうか?(28歳女性)
虫歯は進行していきます。早く治療して、これ以上悪くならないためのブラッシングや、歯を強くする食事なども考えてあげて下さい。
歯は永久歯が生え揃ったら一生その歯で食べ物を噛むわけです。歯の健康についての意識を高く持ってほしいです。歯医者さんに行きたがらないから放っておくのではなく、歯医者さんで悪いところを治してもらって、健康な歯にするための予防をしてあげてください。
最近、歯が黄ばんできたような感じがします。若い頃はもっと白かったような気がします。
タバコは吸わないのですが…。歯のホワイトニングなども考えています。(45歳女性)
歯の黄ばみの原因のひとつが加齢です。歯の一番表面を覆っているエナメル質が、年齢と共に薄くなっていくので、下にある黄色い象牙質層の色が自立ってくるからです。その他、コーヒーや紅茶、ウ一口ン茶、日本茶、赤ワインなどの飲み物などの着色成分によるものもあります。着色によるものですと、歯科で清掃器具を使って磨いてもらうと随分違います。
エナメル質の中までしみこんだ汚れはホワイトニングをするのも一つの方法です。ホワイトニングは審美歯科の領域になり、様々な最新治療があります。費用も歯科医によってばらつきがあるので、よく調べてからが良いでしょう。