広報誌 健康倶楽部/2011年8月号

暮らしの中に運動を

最近は世の中が便利になりすぎて、日常生活では体を動かすことが少なくなりました。その結果、運動不足を招き、食べ過ぎと重なって肥満の人が増えてきました。食生活にいくら注意しても、余分なカロリーを運動により消費しなければ肥満を招くことは当然です。

運動は肥満ばかりでなく、動脈硬化、高血圧、心臓病、糖尿病などの生活習慣病予防につながります。さらに、交感神経の緊張を和らげて気分をリフレッシュさせ、ストレス解消にも効果があります。毎日の暮らしの中に運動する習慣を取り入れて生活習慣病を予防しましょう。

<自分に合った運動で効果UP!>

運動は自分の年齢、体力に合った種目を選び、長く続けなければ効果は期待できません。健康づくりのための運動は毎日規則正しく行うのが理想です。毎日が無理なら週に3日は運動するような習慣をつけましょう。

中高年者の運動は、体力維持にポイントをおいて気楽に楽しむ心がけが大切です。また、体の弱い人、病気を持っている人、血圧の高い人など、なにか健康上の問題を抱えている人は、医師の指導のもとで運動する必要があります。

ウォーキングのすすめ

すこし汗ばむ程度の速歩は、健康づくりの運動としては万人向けだと言えます。1日1万歩が目標と言われていますが、あまりこの数字にこだわる必要はありません。会社へ行くとき、ひと駅前で降りて歩くとか、エスカレーターに乗らずに階段を上るような習慣をつけましょう。仲間を作り、コースを変え、目標を決めるなど、いろいろ工夫して毎日楽しく歩きましょう。

歩くときのポイント

★エレベーターやエスカレーターを使わない

★ときには1段飛ばしで階段を上る

★リズミカルに

★少し速く歩く気持ちで

★かかとから着地し、肩やひじはリラックスさせる

★背筋を伸ばして姿勢よく

★下を向かずに視線は前に

★腕は自然に振る


 

 

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